Concert

発表：小林倫子　
ヴァイオリニスト、国立音楽大学付属中学校高等学校講師
NASM-PES, NSCA-CSCS※

音楽家はアスリートのようだという認識は、以前よりは浸透してきています。ですが、実際は怪我や不調が起こるその時まで、個々が身体のことを真剣に考える機会は少ないのではないでしょうか。
「もうヴァイオリニストとは名乗れなくなるかもしれない」とまで考えた2019年、あらゆる病院や治療院に行き、毎週のように注射を打つも根本的解決に近づく事が出来ずに7年間が過ぎ去っていました。その後やっと人生を変える出会いを通して、元通り以上の身体と演奏を手に入れられたのは、治療ではなくリハビリとトレーニングの成果でした。
その経験から学び、引き続きトレーニングに励む今だからこそ考える「楽器を弾くために必要なコンディショニングや身体づくり」について考察いたします。

※トレーナー国際資格　米国スポーツ医学協会(NASM)、米国ストレングス＆コンディショニング協会(NSCA)